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マダガスカル取材がついに現実のものとなった。ここはカメラマンならずとも一度は足を踏み入れたいと思う秘境の地。出発日までの数日は心ここに在らずといった感じの毎日を過ごしていた。
バンコクを経由して8時間半(2006年6月当時)、首都アンタナナリボに到着した。ここから国内線に乗り換え最初の目的地であるモロンダバへと向かった。ここでの見所は童話「星の王子様」にでてくる“バオバブの木”。午後3時頃から私はバオバブの木を見に行くツアーに参加した。車を走らせること30分、マダガスカルの大地にそびえるバオバブの木が現れた。ガイドの案内で巨大な一本のバオバブや二つに枝分かれしたバオバブなどを見て回った。ここでは3種類のバオバブが生息している。夕暮れが近づき、バオバブアベニューと呼ばれる並木道のバックに太陽が沈んでいく。童話の世界に紛れ込んでしまったような幻想的な光景だった。
翌日、たった一日の滞在でモロンダバを後にし、アンタナナリボを経由しノシベへと向かった。ここでの目的はダイビング、そして水中撮影だ。ノシベはマダガスカルの北側にある島。ヨーロピアンも多く訪れるリゾート地になっている。私が宿泊したノシベホテルも南国テイストに包まれた快適なリゾートだった。私はリゾートライフを満喫したい気持ちを抑え、翌日のダイビングの打ち合わせにいった。翌朝、ダイビングボートで向かった先はノシタニケリ。島の周りはほとんどがダイビングポイントであり、上陸してピクニックを楽しむこともできる。マダガスカルの海の印象はとにかく魚影が濃い、カラフルな熱帯魚をはじめ様々な魚が水族館のように群れている。サンゴの上ではウミガメが寝ている姿も見られた。2日目のダイビングでは巨大なエイの仲間“マンタ”まで見ることができた。体長3mを超えるマンタが頭上を通り抜けたときは夢中でシャッターを切っていた。
2泊3日のノシベ滞在の後、再びアンタナナリボに戻り、最後はこの町の観光を予定していた。アンタナナリボの町を案内してくれたのは現地ガイドのマミさん(男性)。実は私はこの日のスケジュールについてかなり無理なお願いをしていた。(キツネザルがいるレミュールパーク、フラワーマーケットなどの市場、赤レンガの町並み、王宮“アンボヒマンガ”を一日で見てまわりたい。)このリクエストにマミさんは見事に答えてくれ、私はかわいいキツネザルの姿から世界遺産アンボヒマンガの歴史まで楽しむことができた。
様々な体験をさせていただいた今回のマダガスカル取材、豊かな自然は陸上、水中ともにすばらしかったが、それだけでなく、人々のホスピタリティーにこそ心を打たれた様な気がする。私は世界中を旅しているがマガダスカルはもう一度訪れたい国ランキング1位に輝いている。 |
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