【第7回】

旅の最後に偶然出会った、完璧な白砂ビーチ−サラリー



土埃の道を抜ければ、白の世界―アンダバドアカ


 予想不可能なマダガスカルを旅するということを最後に決定付けられたのが、サラリービーチ。
イサロ国立公園のマキ渓谷と同様、今回の旅で特に気に入った場所の残りのひとつ。


こことの出会いは全くの偶然。白砂の村アンザブーナを走行中、車がスタック。するとどこから見ていたのか、村人達が集まってきてくれ、車を押してくれ脱出成功。そのお礼にとお菓子を差し出している途中、「この白砂から察して、近くに海があるのですか?」と質問。


車が無事脱出。ありがとう、コラリーナ村の少年少女諸君!



すると、白い滑らかな丘の先を指差す。その方向に向かって行くと、またまた驚きの光景が!もう、最後の最後まで、ほんとにもう、マガスカスカルにはやられっぱなしでございます。



見事な完璧白砂ビーチは、太陽の光を見事に跳ね返し、素足でも歩けるんです。



風と波が作った自然のなだらかな丘に、僅かに数件、ビラが建つ。フランス人オーナーが経営する「サラリーベイ」。前回の砂漠の中のオアシス「ホテルオルキデ」同様、風景の中に溶け込むデザイン。必要かつ大袈裟な装置を設けていない室内。ここもまた訪れる旅人を決して裏切らないのだ。



ビラの様子。シンプルかつ十分。エアコン無しでも風が流れる工夫もされ、エアコン無しでも快適。
 
欧米客はプライベート飛行機でやってくることもあるというから、ここの秘密度合いが高いのも納得。
 
レストランだけの利用もOK。こんな場所で石窯で焼くピザが食べられることに感動です。さすがフランス人オーナーであります。



ホテルオルキデ同様辺りに人工的なものが見当たらないここ。波の音をBGMに一晩を明かすことができたなら、空はどのように見えるのだろう?風はどんな想像を運んできてくれるのだろう・・・・?
「なんにもしたくない」という旅を本当にしてみたくなったら、来るべき場所のひとつかもしれません。







マダガスカルとは、予想不可な国で、そこを旅するということもまた予想が不可能ということは、途中話してきたとおり。

あ〜こんなところでのんびりしたいっす。と同時にのんびりするならこういうところにこなくては、ほんとにのんびりできないんだと知らされましたよ。







以上で「山下マヌーの予想不可能な国マダガスカル」は終了です。
〜Fin〜



筆者紹介:
山下マヌー(旅コラムニスト)

独自の視点で海外旅行の楽しさを伝える姿勢が、多くの旅行者に支持される人気の旅作家。海外に関する著作は30冊を超える。
海外取材回数200回を越えるも、マダガスカルには2007年に初訪問。
不思議の国マダガスカルでインスパイヤされたものは・・・?!

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