【第1回】 西部 モロンベ



土埃の道を抜ければ、白の世界―アンダバドアカ

マダガスカルと聞いて思い浮かぶものといえば?・・・「バオバブ」と、そう多くの人が答えると思う。敢えていえば、皆が知っているマダガスカルへの知識はそのくらいのものだということかもしれない?ところが行ってみて先ず感じたのは、確かにバオバブも魅力的なのだけど
しかしそれ以上に魅力的、誘惑的なものや場所に溢れているではないか?!」ということ。

 


 そんな感動の一つが「白」。仕事柄あちこちのビーチに出かけていますが、それらの中にあってかなり高ランクに入ると思われる白いビーチの存在。赤土が煙る中に立つバオバブと白いビーチとコバルトブルーの海というセット。凄いですマダガスカルの実力。  
     
 


  場所はモロンベエリア内のアンダバドアカ。イタリア人オーナーのバンガローリゾート“ラグナブルーホテル”からボートを出して、沖合いの砂州へと廻る途中の風景に、「ここはいったいどこ?」。
多くの人が想像するマダガスカルのそれとはまったく異なり、むしろ「モルジブ?」それとも「モーリシャス?」。
考えてみればマダガスカルは、インド洋でモルジブやモーリシャスで繋がっているのだから、海の色だってこのくらいは当然なのかもしれない?
 
       
 


このエリアには外国人オーナーによる環境と景色とがよく考えられた、ハイセンスなリゾートが点在(といっても、どこかのリゾートのようにリゾート同士が隣り合って窮屈な感じをする、ということはまったくないし、そもそも隣同士といっても互いの距離は数キロ近く離れているのでその存在さえ分からないのだ)。

   


 こちらフランス人オーナーの“マンガロッジ”。海の色が先のラグナブルーより、ビーチ近辺の海のコバルトブルー濃度が高く、ますます「ここはどこ?」状態の風景に包まれること、ウケアイ。それにしても、いずれの場所も沖に出ればこのように透明度が高く、美しい海が広がる。

   
       
 


海の中は、当然ダイバー達の格好の遊び場。スキューバ、シュノーケルどちらもOK。ポイントを熟知したローカルが船でポイントまで運んでくれます。

 





バオバブ家族が大集合する −アンダバドビアカ〜アンドンビリー

 さて、いつまでもビーチでナゴんでいるわけにもいかず。やはりバオバブを見ておかねばと、移動であります。実は先のビーチエリアから約80キロ先に、ユニークな形のバオバブが多く見られる場所、アンドンビリーがある。

 
     
   
     
 どうです、このバオバブの群集。まるで生きているみたいではありませんか?お互いに相談し合っているバオバブ、恋人と別れを惜しんでいるバオバブ、今にも喧嘩が始まりそうな不穏なバオバブ、えばりん坊のバオバブ、再会を喜んでいるバオバブ・・・  
  

その昔ウルトラQに出ていた「憎めない怪獣ピグモンみたいだ」と思ったバオバブ。ところがそのうちにまるで人間のように見えてきて。かれらの様々な姿にいろんな想像が膨らんで・・ずっと見ていても全然飽きないのが、楽しいバオバブファミリー。



しかし、何故こんなにも多くのバオバブがここにいるのだろうか?やっぱりなにか理由があって、集まってきたに違いないのだ。実はバオバブってのは、人に見られていない時間、ノソノソと移動している・・・この姿を見て、自分の中でバオバブとはそういう生き物だと、決めました。実際、そうに決まっているとしか思えないような、ここでの集まり具合だし。



     
 バオバブの木にあいている穴はなんのため?呼吸?それとも水分吸収?いいえ、違います。知りたいですか?
それはね・・・「醜い心の持ち主の人間が近づいたら、パクッと食べてしまうから・・・」。これもまた、そう決めさせていただきました。嘘だと?マダガスカルへと行く機会があれば、試してみれば?自分の心の中身を見抜かれないように?!
 

バオバブinサンセット。かなり幻想的であります。やがて日が沈み、月明かりに映えるバオバブの姿は、幻想ではなくなり、ちょっと不気味に。そう感じるのは「星の王子様」と同じ?




次回に続く・・・



筆者紹介:
山下マヌー(旅コラムニスト)

独自の視点で海外旅行の楽しさを伝える姿勢が、多くの旅行者に支持される人気の旅作家。海外に関する著作は30冊を超える。
海外取材回数200回を越えるも、マダガスカルには2007年に初訪問。
不思議の国マダガスカルでインスパイヤされたものは・・・?!

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リンク

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朋子の見た!感じた!初マダガスカル
浦田あゆみさんのマダガスカル現地レポート


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